色んなタイプの男性が愛!?を囁く
義理の兄
「別に、気をつかわなくて良い......」






「俺達は、義兄妹になるんだから......」






「おい。寝たのか?全く......安心した途端すぐに寝るんだな......」






「無防備な寝顔しやがって......俺が悪い男だったらどうするの?」






「なんであんなに懐いてくるんだよ。警戒して嫌ってくれれば良かったのに......」






「俺さ。家......でてくから。」






「別に、お前が嫌だから出て行くんじゃないよ。元々、一人暮らしを考えていたんだ。」






「行くなって言われても、困るよ......」






「正直に言うとな。お前が......好きなんだよ。」






「兄としてではなくて、一人の男として、お前が好きなんだ。」






「そんな俺......嫌だろ?恐いだろ?だから、俺は出て行く。俺の事は忘れてくれ......義兄はいなかった......そう思ってくれ。父さんの事、よろしく頼む。」






「......なんで......」






「なんで引き止めるんだ?お前と一緒にいたら、俺は理性がきかなくなる......お前の人生を目茶苦茶にしちまうかも知れないんだぞ?」






「それでも......それでも俺と、一緒にいてくれるのか......?」
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