色んなタイプの男性が愛!?を囁く
学校一の地味男の場合



「おはよう?」



「相変わらず僕は、空気みたいな扱いだよ。でもそれでも良いんだ。君だけは今でも挨拶してくれるし、側にいてくれるから……」



「眼鏡?外さないよ。……外したほうが良い?」



「だって、眼鏡外すと派手めな女子が凄い話かけてくるし、男子は凄い顔で睨んでくるんだもん……」




「でも、そうだなぁ。君の前でなら、眼鏡外しても良いかな。」



「僕の眼鏡を外した姿は、君だけが見てくれれば良いんだよ?」



「あっ。でも、もう少し存在感は出していかなきゃな。」



「だって、君の親にご挨拶に行く時に、存在感が全然なかったら、許してもらえないでしょ?」



「クスッ。頑張るね。」







ヤンキー(あれ?不良とかぶってる?いや...でも、動物好きな奴だし...)の場合



「おぉ!チョコ!逢いたかったぞ!相変わらず可愛いな。」



「おい。なんて顔してんだ?妬いてんのか?……お前も可愛いよ。」



「すぐ顔に出るところとか……な?」



「そんな事より!お前がこの間学校にチョコの写真を持ってきたせいで、俺が動物好きだってバレちまっただろ?」



「おかげで皆にからかわれてるっつーの!」



「何?皆に嫉妬してんのか?心配しなくても、俺はお前だけだよ。」



「私よりチョコが好きなんでしょって……チョコは犬として可愛いし好きだけど……側にいてほしいって思うのは、お前だけだよ!」



「俺さ、将来ペットカフェやりたいんだよな……」



「動物好きのたまり場的な?」



「お前さ……一緒にペットカフェやる気ねぇか?」



「一緒にやって欲しい……お前となら、毎日楽しいと思うから。」



「それ、どういう意味か分かるよな?」
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