Sweet*だーりん!


「大丈夫です、
だから、
俺に顔見せて?」


「..や、無理です」


も〜っ

早くバス止まれっ!!


俯いたまま
抱き着いていると、


...綾瀬くんが
黙ってしまった。


怒った..?


恐る恐る
顔を上げてみる...




「綾瀬くん...?」



べちんっ



「んぎゃっ!」



顔を、
両手で挟まれた。



「や、やめてえ〜」



「目、充血してないですよ」


「..ふぇ?」



「てか、
目が潤んでて
いつもより
可愛...」



「えっ...」



言った方も
言われた方も
恥ずかしくなって
二人で赤面。笑





いたたまれなくなった所で
ようやくバスがとまった。
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