Sweet*だーりん!
「ねえ...」
「ん?」
...なんか
妙に色っぽい...
「...き...!
あー、ムリ
やっぱりいいです...」
「はあ?
てか敬語〜!!」
「...ああ〜」
「何?どうしたの?」
あたしは立ち上がって、
ブランコの方に
歩いていった。
心くんは
後ろからついてきた。
「...?」
ブランコにのって
心くんを見てたら、
心くんは、
子供みたいな目で
こっちを見てきた。
子供だけど。笑
「どうしたの、
そんな顔しちゃって。」
てか...心くん、綺麗。
夕陽が瞳に映ってて...
吸い込まれそう。
見とれてて気づかなかったけど
心くんは
あたしの目の前まできてた。
「...心くん?」
「...目、閉じて?」
もしかして...
もしかして?!
「早く閉じて。
恥ずかしいから...」
「あっ、はい!」
今度はあたしが
敬語になっちゃった。
なんて、
考えてる間に、
唇に柔らかいものが
触れた。
「...」
「...」
目を開けると
心くんの顔がすぐ近くにあって、
少しどきっとした。
あたしたち、
キスしたんだ。