LOVE ♥LOVE♥LOVE 俺様教師が旦那さま!?
トントン♪
ノックと同時に
ドアが開く。
「司君、隣の書斎に
急いで!!」
ママが小声で叫びながら
先生を手招きしてる。
「どうしたんですか?」
先生も不思議そう。
「優衣ちゃんが来てるの!!
希愛のお見舞いだって。」
「えっ!! 優衣が???
記憶が戻ったの!?」
わたしと先生は顔を見合わせ
ビックリ!!
「そうじゃないみたいよ。
記憶はまだ戻ってないみたい。
部屋に通すから、司君はとなりの
部屋に急いで!!」
「はい。」
先生がわたしの手を力いっぱい
握りしめ、部屋を出ていく。
ドキドキが止まらない。
優衣とは、あの一件以来
まともに口も聞いていない。
そのまま、ずるずる
会えない日が続いてしまった。
優衣と会うのを怖いって
思っちゃうなんて・・・。