クールな彼に一目惚れッ
せっ……先輩ッ!?




最悪……





こんな所、見られたくなかったのに……





「どうしたの……?」






「大丈夫です……」





これを言うので精一杯だった。





これ以上言うと、泣きそうで……





「大丈夫じゃないでしょ」






「本当に大丈夫です。じゃあ」





「待って……」




先輩に腕を捕まれた。





「俺さーいつも、こんなキャラじゃないわけ……もっとチャラいし、優しくもしない。けど……本気で変わりたいと思ったから」





はっ……?




急に涙が止まった。





だって、意味分かんないもん。





< 42 / 74 >

この作品をシェア

pagetop