あたしの恋。
・友達
次の日。
塾は午後4時30分から
なのでそれまでは
美羽と遊んでいた。
美羽とは中学校で
はじめて会って、
親友になった。
あたしのはじめての親友。
いっしょにいるのが
すごく楽しくて
授業中もずっと
喋ってたし
ちょっとの悩みも
すぐに相談した。
もちろん春休みも
ほとんど遊ぶ予定。
「あ、もぅこんな時間」
美羽の部屋の時計をみて
立ち上がった。
「本当だ。塾がんばれ−」
「イケメンいたしね!(笑)」
「はいはい。駅まで送るよ」
「まじ?やったぁ!ありがと」
駅までの道のりは
3分かからなかった。
「駅近すぎ!」
「電車が通るたびに
揺れるけどね」
「そか(笑)じゃ、もう行くね」
「バイバイまた明日」
美羽に手をふって
ホームに向かった。
すぐに電車がきた。