あたしの彼氏



ふとケータイをポケットから取り出し、時刻を確認する


「ヤバいぃ…!!!」


最悪だぁ…
なんで起こしてくんないのさぁ(泣)

母いわく、
高校生なら自分で起きるのが当たり前

とのこと…


朝にめっぽう弱いあたしには無理に等しい話である




あたしはケータイをしまい、ペダルを強く踏み込んだその時だった

「キャッ…!」


前方をダラダラ歩く高校生らしき男の人


ブレーキをかけたものの間に合わない…



「ごめんなさーいっ!」

そのままあたしはその人に突っ込んだ…




< 5 / 8 >

この作品をシェア

pagetop