あたしの彼氏
ふとケータイをポケットから取り出し、時刻を確認する
「ヤバいぃ…!!!」
最悪だぁ…
なんで起こしてくんないのさぁ(泣)
母いわく、
高校生なら自分で起きるのが当たり前
とのこと…
朝にめっぽう弱いあたしには無理に等しい話である
あたしはケータイをしまい、ペダルを強く踏み込んだその時だった
「キャッ…!」
前方をダラダラ歩く高校生らしき男の人
ブレーキをかけたものの間に合わない…
「ごめんなさーいっ!」
そのままあたしはその人に突っ込んだ…