現代版 光源氏物語!
そして連れて来られたのは、有名ブティックショップ。

またもや社長に手を掴まれ、中に入る。

「いらっしゃいませ。源氏さま」

源氏 光(げんじ ひかる)。社長の本名だ。

礼儀正しく、女性店員が頭を下げる。

「コイツのスーツを頼む。数は10着ぐらいで」

「ぶっ★」

「かしこまりました。ではこちらへどうぞ」

「ホレ、行って来い」

「…はい」

もう抵抗することに疲れてしまった…。

店内の奥にある更衣室に入った。店員も一緒で、服を脱いでサイズを測られた。

…とてもじゃないけど、秘書課の人間の3サイズじゃないな。

「それでは少々お待ちください」

「もう服を着ても?」
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