現代版 光源氏物語!
「それでは遠慮なく♪」

すでにランチの時間は過ぎていたので、軽いコース料理を頼んだ。

一通り食べ終えた後、追加注文で3種類のデザートを頼んだら、社長が思いっきり顔をしかめた。

「…食い過ぎじゃないのか?」

「わたし、プロポーションとか気にしない性格なので。できるだけ秘書課室から出させないでくださいね?」

「これじゃあ新しいスーツを新調するのに、そう時間はかからないだろうな」

「調整はしますよ。大体食べても太らない体質なんです」

その代わり、痩せにくい体質でもあるのだけど…。

でもやっぱりこういう高級フレンチレストランで食べるデザートは美味しい♪

普段なら絶対に食べられないようなデザートを前にして、思わず笑顔になる。

「お前は幸せそうに食べるなぁ」

「だって幸せですもん。甘い物、大好きですから♪」
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