甘い声で囁いて



「俺じゃあ頼りないか?」



「頼りないわけないじゃん」



「それじゃ・・もしかして・・この前の事、気に」



「そういうわけじゃ・・」



「気にしてんだな。だからあれはお前のせいじゃないって」



「わかってる」



「じゃあ何で・・」



言ってしまおうか、迷ったとき



「いやぁ~今日の収録もマジで疲れたぁ~」



玄関のドアが開いたのと同時に加宮さんの声が聞こえてきた。

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