甘い声で囁いて



「あれ?秀介、おまえ帰ってたのかよ」



「それはこっちの台詞。つか、今日は早いんだな」




「まぁ・・誰かのせいで後回しになっちまったからな」




加宮さんがあたしの事を見る。



「なんつーのは冗談だけど。予定よりも早く上がれたんだ。俺ってマジ天才声優だよな」



「自分で言うなよ」




「で、何でっこいつは泣きそうな顔してんの?」



「え?」
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