甘い声で囁いて
オタク少女と響君
響君はあたしの幼馴染という設定で。
しかも家はお隣で。
いつも何かある度にあたしを気にかけてくれる響君は
あたしにとって
“お兄ちゃん”っていう存在だった。
ところがある日。
好きな人に振られてしまったあたしは
部屋でおお泣きしていた時
響君が態々あたしの所まで来て慰めてくれるの。
優しく抱きしめて
「俺の胸で泣けばいい」
「何で..こんな事するの?」
そう質問するあたしに響君は少しだけ困った顔をしてから
「君を抱きしめたいから」
そう言ってくれるの。