甘い声で囁いて


「みゅう..」


「あたしだって..あたしこそ!!こんな大事なお兄ちゃん!あなたなんかに
渡さないんだから!!!」



はーはーはー



勢いに任せて発してしまった、


あたしってば何でこう、後先考えずに行動しちゃうんだろう。



「し、失礼します」


精一杯お辞儀してからあたしはダッシュでその場を去った。




どうしよう

どうしよう

どうしよう!!



考えても考えても結果は同じで。



あたしってばなんて事を言ってしまったんだろう!


< 229 / 268 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop