甘い声で囁いて
「みゅう..」
「あたしだって..あたしこそ!!こんな大事なお兄ちゃん!あなたなんかに
渡さないんだから!!!」
はーはーはー
勢いに任せて発してしまった、
あたしってば何でこう、後先考えずに行動しちゃうんだろう。
「し、失礼します」
精一杯お辞儀してからあたしはダッシュでその場を去った。
どうしよう
どうしよう
どうしよう!!
考えても考えても結果は同じで。
あたしってばなんて事を言ってしまったんだろう!