甘い声で囁いて


こんな自分の口を


脳みそを呪いたくなる。



「ううっ...」


お兄ちゃん、ごめんなさい


本当にごめんなさい



心の中で謝りながら立ち止まると



ポンっと頭に手を置かれた。


この手の主が誰なのか


よく分かる。



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