甘い声で囁いて



『え~あの子、確か尚文の事好きな子だよ?』


『え、俺知らねぇし、つかあんなブスに好かれても迷惑だし』




そう言ってあたしを睨むその男の子に女の子が強く抱きしめた。




「ちょっと、見てるよ」


「やばっ、行くか」


「もう、せっかくいいとこだったのに~最悪」


「お前いつの間にそんなにエッチになったんだよ」




はっと気が付いて我に返ると先程のカップルはあたしにぶつぶつ言いながら歩き出した。




さっきの、何?


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