甘い声で囁いて


「何が?」


「だってさ、こんなに有名な人とあたしがちょっとの間一緒に暮らしてたなんて」



憧れの人と、少しでも同じ屋根の下に住んでたなんて、今でも信じられない。


あたし、こんなに人に


励まされたり


キスされたりしたんだ。



今でもたまに思う時がある。


“夢”だったんじゃないかって。



「みゅうの人生も変えてくれたしね」


「うん、そうだね」







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