甘い声で囁いて



あまりの突然の事過ぎて




思考回路がストップして、何も考えられなくなる。



この人が?この人がまさか・・




信じたくない、でもいつも聞いてたもん、この声。



だからイヤでも分かる。




そしてハッと戻った意識の中で
あたしはぽつりと呟いた。



「いやだ・・嘘だよ」



あたしの声が小さかったのか、聞き返してくる。



「は?」



「こんな人が響くんの声をやってるなんて信じられないし、信じたくない!!」


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