甘い声で囁いて
「余計なお世話です」
じろりとお兄ちゃんを睨んで再び画面に視線を向けると
もうすでにエンディングテーマが流れていた。
響くんの明るい歌声と一緒にハッピーエンドにいきつくまでの響くんの表情が
次々と現れてくる。
あぁ!ちゃんと最後まで見たかったのに!!
「いいか?母さんと父さんがいない間は俺がお前保護者なんだからな」
「分かってます!!もう!用意するから出て行って」
「おい、みゅう!!」
まだ何か言いたげなお兄ちゃんを無理矢理部屋から追い出した。