甘い声で囁いて
そう言いながらポケットに手を入れようとしたその時。
「岩城先輩、実はこの子の好きな人は大人なんです、
だから学校を出てからでもいいですか?」
突然あたしの声を遮って言いだした美羽ちゃん。
何か考えがあるの?
そういえば美羽ちゃんからは何も聞いてない。
もしかしたら代わりの人がみつかったのかもしれない。
だからあんな風にお気楽な答えが言えたの?
「いいとも!じゃあ行こうか!!」
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