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恐怖の入学式
「お姉ちゃん!起きて!」

『ん~??起きてって・・・もうちょっと寝たい・・・。ってか寝させて・・・』

「何言ってるの!今日は入学式でしょ!もう7:30だよ!?」

『んぇ!?』

朝起きて時計を見てみると・・・

7:35 ・・・


やばい!今日から花の女子高生というのに遅刻なんて絶対無理!

入学早々教室にソロ~ッと「遅れましたぁ・・・」なんて絶対嫌!

『やばいやばい!!ハル~!!制服どこだっけぇ??』

「昨日ちゃんとお姉ちゃんの部屋に置いたでしょ?自分で。」

『あっ、そっか。・・・あっ、あったあった。』



今大急ぎで新しい高校の制服を着ているあたしはミナミ リン。

朝から起こしてきたのは妹のハル。

お母さんとお父さんは離婚して、お母さんは今海外で働いててハルが家の仕事をやってくれている。

この高校に行く事にした理由は・・・・・制服に一目惚れしたから。

あんがい、高校受験はうまく行って無事入学が決定したんだ。


よし・・・髪型、着こなしバッチリ!! ・・・なはず。

『ハルー後変なところないー?』

「うん、大丈夫だよ!朝ごはん食べてくの?」

『ん~学校でなんか買うわ。いってきまーす!!』

「気をつけてね!!!!」



家から高校まで電車に揺られて20分

今の時間は・・・8:05

よし。ギリギリ・・大丈夫だよね!

この学校が登校8:30まででよかったー

「次は~蘭琶高校前~蘭琶高校前~」

あっ着いた。・・・よっしゃ!高校が駅のすぐそこってラッキー!

走っていけば間に合うかも!






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