禁断
豊『もう 終わったんだろ?』

私『はい、彼の方から身を引いたの』

豊『大事に愛して貰ったんだね』

私『…』
無言でうなずいた

豊『なら、いいじゃないか? 俺は気にはしないよ』

私『そんな、駄目よ!婚約者を裏切った私を許すなんて』

豊『そうだね
でも 済んだこと
結婚して 家庭持ち 子供が産まれたら まだまだ他にも沢山障害が出てくる

その度に落ち込んだり
嘆いたり
互いを 疑う事あると思うけど解決して乗り越えて行かなくてはならないんだよ

君は僕が守る!

君が例え犯罪者になったとしても 俺は君を守る
…駄目かな?』

優しく でも真剣に豊さんは語った

私の瞳から涙がまた溢れた
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