禁断
2人 横浜の海を見た

みなと未来の観覧車を背にして


無言の豊さん


無言の私



豊『後3ヶ月…か…』

重たい口をやっと開いて



私『豊さん…私…』
話しかけの私の言葉を豊さんはさえぎる
『あちらでも 寿司は食べたよ でもやはりお米は日本米に限るよ』
『ピザなんかは旨かったけどね』
私に喋らす隙間を与えようとしない





私『豊さん…私…』
豊『明日またアメリカにたつよ…
君が日本で俺の事まっていてくれていると思うと 俺 頑張れる!
例え 俺のいない日本でどんな事件 事故が起こったとしても
君が 変わってしまったとしても
男は馬鹿だから
馬鹿だからこそ
君の笑顔を見たさに
信じて戻って来これる』

まぶしいぐらいの笑顔を私に向けた
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