【長】☆Smile Love☆ー忘れないー




私は手をひかれ、
1室へ入った。


「・・・どうぞ」




看護婦さんの暗い顔。


お母さんの泣き顔。



「馬鹿。」




しゃがんで、白い布をとる。


まだ綺麗な顔のままだった。



「凌・…」


「泣かないよ!
私は。
それが昇吾との約束なんだ。」




そう。


私は決めたんだ。


昇吾の前では泣かないって。





< 431 / 470 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop