果実100%の恋愛
中学3年になって、もう学年全員が知ってた。

とうとう先生も見て見ぬ振り…

男子はなにごともなくこの3年間を過ごしてた。

だっていじめてるの女子ばっかだもん

いいよね、男子って。

そういうとき、ふと思ったりする。

高校選びの時だって誰もいない高校を選んだ。

そのために必死に勉強した。

勉強しかすることがなかった。

自分を満たしてくれるのが、勉強しかなかった。

そのおかげでけっこう上の高校に入れた。

でも先生はおめでとうの一言しか言ってくれなかった。

悔しかった。

高校に行ったら、絶対変わろうと決めた。

外見も中身も全部。

リセットするしかないと思った。

わたしは未知の世界へ足を踏み入れた…
< 2 / 42 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop