果実100%の恋愛
男子が終わり、女子の自己紹介が始まっていく。

そして次わたしの番。

もう逃げないって決めたもん。

わたしはギュッて手を握り締めた。

そして勢い良く起立。

「えっと、神崎一檎イチゴです…よろしくお願いしますっ」

「はい、次の人ー」

え…?

何も言われなかった…

笑い声が聞こえない…

わたしの名前変じゃないの?

一檎なんて変な名前なのに…

この名前のせいでいじめられてきたのに…

そう思ってるうちに自己紹介が終了したみたい…

ちょっと安心感を覚えた。
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