オレンジ色の涙
長谷川君の手からはなれたボールは綺麗な弧を描いてネットに入って落ちた。
その瞬間
「「「きゃあああ!!春樹くーん!!」」」
黄色い声・・・というかもう黄色とか可愛い色の声ではない声が響く。
サクたちとハイタッチを交わす長谷川君を見ると、またもや目が合う。
『見てくれてた?』
とでも言うかのような余裕の笑み。
ふつふつと顔が熱くなっていく。
かっこいい。
いくら、あたしが長谷川君に興味がないといってもかっこいいモンはかっこいい。
ボーっとしていると、フワッと誰かに包まれた。
この匂いは・・・
「いっちゃん。」
その瞬間
「「「きゃあああ!!春樹くーん!!」」」
黄色い声・・・というかもう黄色とか可愛い色の声ではない声が響く。
サクたちとハイタッチを交わす長谷川君を見ると、またもや目が合う。
『見てくれてた?』
とでも言うかのような余裕の笑み。
ふつふつと顔が熱くなっていく。
かっこいい。
いくら、あたしが長谷川君に興味がないといってもかっこいいモンはかっこいい。
ボーっとしていると、フワッと誰かに包まれた。
この匂いは・・・
「いっちゃん。」