エングラム
「青春バンドがかきたい!」
それから始まったものでした。
この物語は、一人の女の子が唄った曲、楽譜です。
その中で、私自身もたくさんの音楽に触れました。
この曲を通し、主人公の彼女は成長しました。私も成長することができたと思います。
彼女が抱いているのは、通り過ぎるような痛みです。
昔のこと、というチクチクとした痛みです。
そんな彼女が彼らと出会って──…というのは、ここまで来てくれたあなたが見た通りだと思います。
さてさて話を変えまして。
クラスペディアの三人は外見の描写があるが、敢えてシランにはしませんでした。
シランは、あなたであり私です。
誰もが持っている痛みを持った女の子。それがシランでした。
だから外見は書きませんでした。
けれど料理が下手など、それは、その、あの…はい私ですすみません。
突っ込まないでください、笑ってください、あはは。
タイトルについてお話しさせてください。
現タイトル“エングラム”、になる前は、“傷に唄を、君に花束を”というタイトルでした。
ですが似ているタイトルの曲があると教えていただいたため、こちらに変更しました。
ご迷惑おかけしました。
それでも読んでくださったあなたに、心からの感謝を。
本当にありがとうございます!