最後のわがまま 〜かけがえのない八日間〜



こちらに気づいた明日花は
僕に声を掛けてきました






「あ、お父さん」





「は、はい。そうです」

 




緊張して思わず
娘相手に敬語を
使ってしまいました








娘の友達にも笑われてしまいました









「じゃあお父さん帰ろっか。さやかちゃん、佳代ちゃん、美咲ちゃん、今日はありがとう。また明日ね」
 







そう言って娘は
車の助手席に乗り込みました








< 49 / 61 >

この作品をシェア

pagetop