わたしのお婿さま
「忘れるわけない…忘れるわけないじゃない!!」

もう涙が溢れてきて前が見えない

「遅くなってすまない、その首飾りずっとつけてくれてたんだね」

だってこれは私が初めて義高様からもらった物

私の大切な宝物なんだから

「義高様ぁ…ふぇ」
ギュッ…

義高様が私を優しく抱きしめてくれる

この暖かさ

今まで一度も忘れなかった

愛しい人の温もり

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