わたしのお婿さま
「くっ…」

唇が切れて血の味がする

「どの面下げて帰ってきた…姫をあんな目にあわせよって!!」
頼朝様は拳を震わせ今にも刀に手をかけそうだった

「姫が??姫がどうしたのですか?」


「フンッ…薄情な婚約者を追いかけようとして馬に乗ろうとし落ちてしまったのよ」
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