わたしのお婿さま
今日も義高様に断られて私は一人で庭を散歩してた

そしたら吉野が来てくれて

「姫様、吉野と遊びましょう。そんな暗い顔をなさらず」


「……」

どうしようかな

吉野に聞いたら分かるかな?

私は思いきって聞いてみた


「ねえ、吉野義高様は父上と喧嘩でもしたの?それとも義高様の父上と何かあったの?」

「姫様…」

吉野は少し驚いた顔をしてたけどすぐに落ち着いて話してくれた

「姫様、義高様の父上をお討ちになられたのは殿様…あなた様の父上なのです。だから、義高殿にしたら姫様は父上の敵の娘となるのです」
< 54 / 113 >

この作品をシェア

pagetop