わたしのお婿さま
ガラッ――


「義高様!!」


「姫…貴方には会わないと言ったはず――」

「お願い!!逃げて下さい…父上はあなたを討つつもりです!!」

「姫…知っていたよ、父上が討たれた時から予測は出来た」

「じゃあ何で逃げなかったの?その時言ってくれれば」


「逃げれなかった…姫を残して逃げるなんて僕には出来なかったんだ」

「約束しただろ…ずっと一緒にいるって」
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