わたしのお婿さま
「卑怯者で結構、さて、ずいぶんと手をやかしてくれましたね…言い残す事はありますかな?」

そう言いながら秀行は不気味な笑いを浮かべこちらを見ている…

その後ろには家来が鞘から刀を出し待っている

「僕がたとえ死んでも木曽は終わらない…必ずや頼朝を鎌倉を滅ぼすでしょう…僕は頼朝を絶対認めない!!」

僕は木曽義仲の嫡男であり、誇りを持っている

最後までその誇りは絶対に捨てない!

< 89 / 113 >

この作品をシェア

pagetop