ニアミス警報【エッセイ】

Ｆ1の過酷さ

＊意外とＦ1の大変さは知られていない。

「車を運転する」

　という観点から、大変そうには見えない処がネックなのだろう。


だがしかし！

　Ｆ1は他の車とまったく異なり、その分大変さも違う。

マラソンの次に過酷なスポーツが実はＦ1ドライバーなのだ。

　考えてみよう、時速300ｋｍで走る車でカーブを曲がれるだろうか？

ブレーキを間違ったらクラッシュかスピンは必至。

どこでブレーキを使うのか、それに加えてカーブにかかるＧと尋常ではない集中力……

　ドライバーはただ走っているだけではないのである。

もちろん、ずっと300ｋｍで走っている訳ではないしサーキットによっても平均時速は変わってくる。

　300ｋｍというのはストレートでの速度だ。

直線の多いサーキットは「高速サーキット」とも呼ばれる。

　カーブの多いサーキットは「テクニカルサーキット」と呼ぶ。