不思議の国のお伽噺。
gp.3 舞踏会と、思いと願い。
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あの日から何日も、お城のシンデレラの住んでる部屋に秘密でかくまってもらっていた。
お母さん方も帰ってきているが、私たちがいることは、未だにばれてはいない。
流石に、ここまで長居していると、私にも少しずつ悪い気が起きてくる。
しーちゃんは、タバコ持ちながら、気にすんなそんなのーっ、って笑ってくれたけど…。
私はトイレのために席を立った。
チェシャ猫は、すやすやと寝息をたてている。
トイレに行くには、大広間の前を通る。
こそこそ歩くと、中から怒鳴り声が聞こえた。
『あァ!?
舞踏会だァ!?』
『え、えぇそうよ。
だからドレスを縫ってちょうだい!』
『『よろしくシンデレラ●ランルー』』
『てめェら脳みそ掻き出して今日の晩餐のメニューしてやろうかァ?』
『『きゃぁぁー、シンデレラ野蛮んー!!』』
私はランラ●ルーを聞いた辺りでこけた。
子供たちギャグセン半端じゃないわ…。笑
『あ、わかったー!
シンデレラも舞踏会行きたいんでしょ?』
『そう言うことか!
じゃぁ一緒にいく?』
『ばっ!
ふざけんなよっ!
誰があんな女のためのパーティなんざにいくかァ、ボケェ!』
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