不思議の国のお伽噺。



しーちゃんが笑って、私も笑った。
すると。


パムッ!!



「「「?」」」



「…よんだ?」



私たちの目の前に、星のステッキを持った、白髪のお婆さんがたってた。
何この明らかに魔法使いだって人は((汗
しーちゃんは、不審気におばあさんを見つめると、頬を掻いた。



「えー、なんだァ、アタシを舞踏会に連れてってくらァ」



「…!了解しましたっ!!」



おばあさんは嬉しそうにステッキを上げた。
…久しぶりに、魔法使うのかな((笑











五分後。



「しーちゃん…きれい!」



ドレスを着て髪を巻いて。
メイクをしたしーちゃんは、とてもきれいだった。




「カボチャ、借りるよ!」



と、おばぁさんは、色々やりまくり、馬車、馬、その他もろもろを魔法で変えていく。



「あぁー、シンデレラ。」



「なんだァ、ばぁさん」



「アタシも年だからね。
魔法は長続きしないんだわ
12時までには帰ってきなさい」



「…ケッ、なんだァ、魔法使いも、年には逆らえねぇか」



「まぁね」



ケラケラ笑うシンデレラ。



「行ってらっしゃいしーちゃんっ!」



「おうよっ!」



しーちゃんは、手を振って城に向かった。











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