ただ一人、君を待つ。
とは言っても、数学の授業なんてまともに聞いてたら眠くなっちゃってしょうがない。 まともに聞かなくても眠いけど…。
なんとなく携帯を開くと、メールが一件入っていた。
どうせまた迷惑メールかなんか…ん??
メールボックスを開くと、咲山奏の文字。
あれ?? あたし、メール返してないよね。
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何でメール返してくれ
ないの??
結構勇気ふりしぼった
のに、しかとはないよ
~
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
あたしはそのメールを数秒見つめていた。 言葉が出なかった。
何この人…。
おもしろーい…。
普通、メールってぶちったらそれで終わりじゃない??
予想外の展開に、あたしはワクワクした。
この人と絡んだら面白そう。
ただそれだけだった。
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