ただ一人、君を待つ。
好き??



"kanade-tensai.1201@xxx.xx.xx"



かなで…ねぇ。
変わった名前。



あたしはひとみと別れ自宅に到着すると、そのまま自部屋に直行しソファの上に乱暴にギャルバを投げると、ベッドに倒れ込んだ。

すぐにブラウスの胸ポケットから紙切れを取り出し、見てみると、アドレスはそう書いてあった。



メール…めんどくさ…。



そのヤンキーは身長165㎝あるかないかの小柄な体格で、つり目、でもくっきりした二重で可愛い顔をしていた。



「かな…で…天才、っと…。 どこが天才なんだか」



とりあえず直接入力でアドレスをうち、こんにちは、さっきのです。 それだけをメールで送った。

そのままあたしは補習の疲れからか、深い眠りに落ちた。



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