大好きなアナタへ



  だけど


  そんなアナタを見られるのは



  学校帰りの公園か、

  駅前で曲を披露している時だけで。



  アナタは3年生になり、

  受験生になって


  バンドをする機会が減って


  前のように公園に現れなくなった。




  会いたいな。



  会って、話がしたいな。




  淡い希望を抱いて、

  毎日公園へ足を運ぶ。





  だけどそこに

  アナタの姿はないの。



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