PLAY BOY
「っえ、矢沢⁉君⁉」
私がこの声をまちがえるはずがない。ずっと前からきいてた声。矢沢隼人…私の唯一の幼なじみで…
とか思っていたら、
「おい。この役立たずが。明日面接なんて聞いてないぞ。」
っと矢沢の怒る声がした。
「なんで知っ…」
「久保先生が電話くれたんだよ。お前が忘れてるかもって。」
「はふ。ごめんなさ~い。
…ぐす。」
「はぁ~泣くな泣き虫。」
「…っ、なぐさめになってないよ~。しかも…っ、…なんで…泣いてるってわかるぅ。⁉」
「わかるに決まってるだろうが、このバカが。何年一緒に居ると思ってんだ。14年だぞ。14年‼この気持ちがわかるか‼⁉」