僕は君を追う
気が付いたら制服がはだけていた。

自分が居たのは公園の茂みの中。

誰も私に気づかない。

「私、ヤられたんだ…」

その事実に愕然とした。
でも自分の態度のせいで招いた結果だから納得してる自分もいた。

「翔、ちゃん…」

こんな時に出てきたのは翔ちゃんの顔で。
やっぱ私は翔ちゃんが好きで。
でもこんな私じゃ会える訳もなくて。

そんなことを考えながら公園に出て、ふらっと車道に出た瞬間------

最後に聞こえたのは、「大丈夫か!?」という男の人の声だった。
< 105 / 148 >

この作品をシェア

pagetop