僕は君を追う
そう一言言うと俺は席を立った。
丁度朝のHRが終わっていた。

「翔ちゃん、どこ行くん!?」
「どっか」

そう言うと俺は教室を出て行った。
向かった先は…屋上。
最初の授業はもちろんサボり。

「久々やなぁ…」
「ほんまやね」
「うわっ!?」

独り言に返事が返ってきたから驚いていると、香奈枝がそこには居た。

「ついてきたん!?」
「まぁねぇ」

香奈枝はニッと笑った。
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