僕は君を追う
ラガーマンの人はそう言って一緒に俺の番号を探してくれた。

「あ、あったで!」

ラガーマンの人は嬉しそうにある方向を指差した。
俺もつられてそこを見ると、確かに俺の番号があった。

「ほ、ほんまや!あった!嘘っ。いや、やった!やったー!」

多分人生で1番の興奮だったと思う。

「はは!良かったなぁ。これで俺の後輩やな」
「ありがとうございます!」
「ええって。まぁ校内で会ったら声かけてな」
「はい!では失礼します!」
「うっす」

俺とラガーマンの人は笑顔で別れた。
早速俺は歩きながら家に電話をかけた。
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