僕は君を追う
言葉が出てこなかった。
本当は"翔ちゃん"って昔みたいに呼んでほしい。
でも"翔ちゃん"と呼んでなんて言えるわけがない。
「自由に呼んで良いよ…」
最終的にはこう言った。
もういちかばちだ。
「んーじゃあ、"翔太"とか普通すぎるから…呼ばれてなさそうなのが良いよねー」
そう言いながら、香奈枝は黙り込んだ。
数歩足を動かすと、香奈枝は思いついたらしく俺の制服の袖を引っ張ってきた。
本当は"翔ちゃん"って昔みたいに呼んでほしい。
でも"翔ちゃん"と呼んでなんて言えるわけがない。
「自由に呼んで良いよ…」
最終的にはこう言った。
もういちかばちだ。
「んーじゃあ、"翔太"とか普通すぎるから…呼ばれてなさそうなのが良いよねー」
そう言いながら、香奈枝は黙り込んだ。
数歩足を動かすと、香奈枝は思いついたらしく俺の制服の袖を引っ張ってきた。