僕は君を追う
「それだけじゃないでしょう!?」
「ほんとだって!」
「私の方が竹岡くんと長く居るのに…」
「そんなに悔しかったら、もっと当たっていけば良いじゃない」
「あんたってほんとに腹立つわね」
「桐谷さん!」
「あんたなんか2度と竹岡くんの前に居られないようにしてやる。やって」

すると物陰から出てきたのは3人の男の人。

「な、何…?」

私が怯えながら聞くと、桐谷さんはふっと鼻で笑った。

「好きにやっちゃって」

その一言とともに3人の男の人はニヤニヤしながら私に近づいてきた。

「や…来ないで…」

ドアに手をかけようとした瞬間、ドアの鍵が閉まる音がした。

「っ!」
「香奈枝ちゃん、だよね?楽しく遊ぼうね~」

すると1人の男の人が私の制服に手をかけてきた。
抵抗もむなしく…
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