僕は君を追う
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「今日からこのクラスに新しい仲間が加わるぞー!」
翔ちゃんが転校して数ヶ月経ったある日、転校生がやってきた。
でもこの日も私は元気がなく、ボーッとしていてほとんど話を聞いてなかった。
「…っ!…ってば!ねぇってば!」
すると肩を突然叩かれ、私は一気に現実に戻った。
「えっ!?」
「"えっ!?"ちゃうよ!俺転校生!」
「あぁ!ども」
「なんやねん、その態度」
「あっ、ごめん」
「別にええけどなぁ」
転校生は気さくな男の子だった。
そして席は私の隣。
もし翔ちゃんが居たら翔ちゃんの席だった。