向日葵と。




「は?」






「何言ってんの、アホ!」



あたしはさらにバカ!と付け足した。






「医者の野郎が
もう野球できないとか言ったわけ!?」



「え…

言ってないけど…



でも!
関節だから…
もう走れない」





「弱気な1番ショート!」





「は?」





松永は
何喰わぬ顔をした。






「そうやって勝手に決めつけて。

頑張ってみないと

わかんないじゃんか!




弱虫!」





「野球部があんだけの人数いれば、


あんたの分まで、埋まると思ってる?」




「あたしは…

ここの野球部がどういう野球をするかとか、

全然わかんないけど…



松永は要じゃないん?」









< 9 / 31 >

この作品をシェア

pagetop