もう一度、君と
「でも内緒にしてあげていいよ。ってか千早くんとキス出来て嬉しい。」

「全くお前に気持ちはないから。」


そう言ったものの瑠楓には言いにくいよなぁ‥。
あいつのことだから許してくれるだろうけど、傷つくよなぁ。

瑠楓の悲しそうな顔が浮かんだ俺はバカなことを言ってしまった。


「でも瑠楓の傷つく顔見たくねぇし、あいつには言うなよ。」

「じゃ、黙っとく代わりに1日だけデートしよっ!」

そう言って保健室から出た大木。


デートだと?!
ムカついたけど、1回のデートで瑠楓が守れるならいっか‥と簡単に考えていた。

大木を‥いや自分自身を甘く見てたんだ。




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