ハフピスライン
オレの所持金は……1200マストくらい。普通の村なら宿に泊って二日くらいは生活出来るんだが、ここだと期待は出来ない。
……絶対に野宿になるな。
「よし、こうなったらさっさとアフランシールになるしかないか」
あえて宿屋は探さない。金額が怖いから。
ガーディアクロスで唯一知っているのはアフランシールについての情報と、王が存在する城。そこはアフランシールの本拠地でもあるため、オレは城に向かうことにした。
周りの良い匂いに惑わされないように城に向かう。あれだけでかいと見失うこともない。
「おい、助けてくれ。追われてるんだ。ここに隠れるから適当な方向に行ったって言ってくれ」
前から現れた金髪の男が物影に隠れながらオレに言う。
遠くを見ると確かに終われてるように見える。何をやらかしたのかは分からないし、どっちが悪いのかは分からない。けど助けを求められてはしょうがない。
「こっちに金髪の男が通らなかったか」
「金髪? さっき向こうに走って行ったのがそうかな?」
「協力に感謝する。毎回探す身にもなってほしい」
感謝と愚痴を言いながら男はオレの指さした方向に走って行く。もちろんでたらめな方向に。
「よし、行ったな。ナイスだ。助かったぜ。じゃな」
「待て」
そそくさと逃げようとする金髪の男の首根っこを捕まえる。
……絶対に野宿になるな。
「よし、こうなったらさっさとアフランシールになるしかないか」
あえて宿屋は探さない。金額が怖いから。
ガーディアクロスで唯一知っているのはアフランシールについての情報と、王が存在する城。そこはアフランシールの本拠地でもあるため、オレは城に向かうことにした。
周りの良い匂いに惑わされないように城に向かう。あれだけでかいと見失うこともない。
「おい、助けてくれ。追われてるんだ。ここに隠れるから適当な方向に行ったって言ってくれ」
前から現れた金髪の男が物影に隠れながらオレに言う。
遠くを見ると確かに終われてるように見える。何をやらかしたのかは分からないし、どっちが悪いのかは分からない。けど助けを求められてはしょうがない。
「こっちに金髪の男が通らなかったか」
「金髪? さっき向こうに走って行ったのがそうかな?」
「協力に感謝する。毎回探す身にもなってほしい」
感謝と愚痴を言いながら男はオレの指さした方向に走って行く。もちろんでたらめな方向に。
「よし、行ったな。ナイスだ。助かったぜ。じゃな」
「待て」
そそくさと逃げようとする金髪の男の首根っこを捕まえる。